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時合 (捕食タイミング)

前日まで十分な検討を重ねて選んだポイントが見事に的中して、そこにカジキの姿を発見しても、ヒットしてこないケースだって良くあります。喰ってこないからと、早々に見切りをつけ他のポイントを探す手もありますが、そのポイントがベストだと感じるようならその海域で、時合までじっと粘ってみることもビックゲームへとチャンスを広げる術でもあります。

また違うポイントを探ったあと時合を見計らって、元のポイントに戻ってくるのも巧い方法でしょう。カジキは時合にバタバタッと喰ってくる傾向が強い魚だからです。有力なキャプテンほどこの時合を見極めるセンスを持ち合わせているものです。
これまでのトーナメントやプライベートでの膨大な実績から集計したデータでは、最もストライク数の多かったのが干潮約1時間半前から約20分前の時間帯。次いでストライク数の多かったのは、満潮の約2時間半前から約30分前までの間、そして3番目が、満潮の約30分後から約1時間半の間、そして干潮の約30分後ら約1時間の間までで、これらの時間帯以外はヒッ トする確率がゼロかと言うと決してそんなことはありませんが、ヒットが立て続けに来る「時合」は間違いなくこの時間帯の中に含まれています。

一般的には 「下げ7分から下げ9分」、「上げ3〜4分」、「上げ7〜8分」「下げ2〜4分」 といった言い方をする時合どきです。これらの時間帯をイメージしたのが写真の中のイラストです。アルファベットの順でいくと、B・D・A・Cとなります。トーナメントではこのことを念頭において潮汐曲線の中にスタートフィッシングとストップフィッシングの時間を書き込みます、そうすると真剣に狙う時間がわかるわけです。この時間帯は戦略を立てる上で、前提条件となるものなのでしっかりと覚えておいて頂きたいことです。
1998年のJ.I.B.Tでは黒潮の分枝流が神津島を回り込むようにして伊豆半島へ向かい、 イカ場やアオネといったポイントに南からまともに当たっていて、水温も25度ラインが被いつくし、まさに絶好のコンティションでした。

初日のス トライク数とその時間を改めてチェックしてみると、「潮汐とストライクの関係」に驚かされます。まさに「上げ8分」「下げ3分」です。この日、ファーストストライクはスタートフィッシングわずか17分後の8時02分。このアオネでのストライクを皮切りに、9時までの約1時間に何と10ストライクを数ました。その後はバタッと途絶え10時30分までわずかに1ストライク、しかし10時半を過ぎるころから再びストライクが増え、12時半までの2時間に13ストライク。その後はストップフィッシングまでポツリポツリといった状況、この日のストライク数は実に28ストライクを記録しました。

この日の満潮時間は9時42分。この時間を挟んで前後に85%のストライクが集中しました。

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