ビックゲームフィッシングプロショップ ソルトウォーターハウス

ファイト

完全にフックアップした後は、いよいよビッグゲームの開始となります。ファイトでは、アングラーとキャプテン、そしてチェアー・マン達とのチーム・プレイが勝敗を決定する大きな要素となります、アングラーはポンピングを繰り返しながら、小刻みにラインをリトリーブ(巻き取ること)を行うわけですが、時にはファイトが長時間に及ぶ場合もあります。

しかし、どんなにファィトが長時間に渡ろうとも、IGFAルールでは、アングラーは誰からも手助けを受けることなくファィトを続けることが要求されています。

ファイト中、
キャプテンは魚とアングラーのファイトに注意を払い、ラインの角度とテンションを一定に保つように努めます。

アングラーとキャプテンのコンビネーションが良いと、ラインをたるませることなく、効率良くリトリーブすることができます。 カジキがジャンプした時はボートを前進させ、ジャンプによって生じるラインの緩み(フケ)を防ぎます。同様にカジキがボートに向かって泳いでくるような場合も、前進速度を早めます。

これはラィンの緩みを防ぐと同時に、カジキの体にラインが巻きつかないようにするためです。 魚の引きが強くリールからラインが出ている時は、アングラーは深く座り、ハーネスで魚の引きを支え、魚が力の限り抵抗を続けている間に腕や手を休めて、体力を回復させるくらいの余裕が欲しいものです。

優秀なキャプテンは
ファイトが長時間に及ぶ場合でも、魚とラインの均衡を絶妙に保ちつつ、楽しくファィティング出来るコツをわきまえているものです。 マーリンのファイトは、必ずしも魚体の大ささには比例しません。

また、
それはフッキングした位置
によっても大きく異なります。 「ストライク」の項でも述べましたが、水の抵抗によるライン・プレッシャーには非常に大きなものがあります。

例えば、マーリンが15ノットの速力でストライクし、50ポンド・テストラインを500m程引き出したとすると、この時のラインに掛かる抵抗は、何と28ポンドにも達すると推察されています。

また、50ポンド・ラインを200m引き出したマーリンが、135度のターンを時速9ノットで行うと、リールには16ポンドの張力しか掛からないものの、ラインには30ポンド近い張力が掛かっていると計算されます。

つまり、アングラーは
大した"引き"
を感じていなくても、合計すると30ポンドものプレッシャーがラインには掛かっているわけです。それゆえ、大きく弧を描いたラインは、できるだけ早くリトリーブしなければなりません。この際の注意点は、キャプテンは魚を追うのではなく、ラインを追ってボートにリバースをかけることです。

このテクニックをマスターすれば、ラインブレイクの危険は大幅に減少します。 また、フックアップした後に、魚が急旋回したり、左右にボートを追い抜いていった際に(パワフルに、目まぐるしく動いた時)ラインブレイクを防ぐ唯―の方法は、ドラグを緩め、ラィンをスムーズに送り出すことです(ただその際も、ラインには水の抵抗でかなりのプレッシャーが掛かっています)。

そして、
魚の動きが鈍ったところで
ドラグを少し上げ、ボートを操船しラインを素早く巻き取ります。

キャプテンは、アングラーのファイトと魚の動きに注意し、適切な操船でアングラーのファイトを助けます。チェアー・マンは急に魚が旋回した時等、魚の引く方向にチャエアーの向きを変えキャプテンやアングラーの補助をします。

会社概要 通販規約 Copyright(C)2007-2013 Unicorn Engineering Co.,Ltd All Rights Reseved